今日は、ずっと気になっていたコトについて。

それは、各スキルの効果範囲や射程、フィールドの広さとの関係。いつもプレイして使っているスキル、「だいたいこのぐらいの大きさ」「この距離なら届くはず」と、感覚的に使用していますが、より正確に理解したいと常々思っていました。

調べてみると、いつも使っている戦歌の範囲についても意外な気づきがありました。今回はその円形の範囲のことについて、知識として知っている情報と、実際の対象物を比較しながら見てみます。

まず、通常「周囲10m」というと、外周の距離、周長のことを指しますが、ゲームの世界では、ほとんどが円形範囲を意味し、自分から半径10mの円形範囲ことを「周囲10m」と表現するようです。

下記のようなスキルの説明の場合、自分中心に半径5mの範囲にいる敵全体に物理攻撃が当たることを意味しています。

自身の周囲の敵に範囲物理攻撃。
射程 0m
範囲 5m

では、本題に入ります。まずは最小単位から。

プレイヤーキャラクターのターゲットサークル…自分にタゲを合わせたときのターゲットサークル、こちらは半径0.5m、直径1mとなっています。ひとまずこれを最小単位とします。

次に、タンクやメレーの通常近接攻撃の射程です。こちらは自分中心に半径3m。直径にして6mの範囲にいる前後左右の任意の敵を殴ることができます。

タンク/メレーの円形物理範囲攻撃は、大半が半径5m、直径10m。一部設置型のダメージフィールドなども半径5m範囲のものが多いです。

(クリックで拡大)

これらは、あまりに普通のことなので、普段はあまり意識したことはないはず。でも、具体的な対象と比較すると、ちょっと面白い事が見えてきます。前述の「半径5m」について例を上げてみてみます。

ナイトの「トータルエクリプス」、モンクの「壊神衝」など、タンク/メレーの円形範囲攻撃は、大半が自分を中心とした半径5m、直径10mの円形範囲を攻撃するものです。

この大きさとぴったり同じサイズなのが、希望の園エデン:覚醒編4「疑似岩神タイタン(ノーマル及び零式の前半)」のターゲットサークル。実は暗黒騎士の設置型スキル「ソルトアース(設置した場所を中心に半径5m)」も同じ。

さらにこの、疑似岩神タイタンのバトルフィールドは、16個のピースで出来ていますが、ひとマスのサイズが一辺10mになっていて、タイタンを中央に連れてくれば、ターゲットサークルがピッタリとおさまります。

(クリックで拡大)

なんとなく「半径5m」が少し具体的にイメージできるようになってきました。

また、四角いフィールドで円形の範囲を使うことは、かんたんなようで難しいもの。どうしてもムダな部分や足りない部分が出てしまいます。 円形のフィールドだと、丸い空間を意識してプレイしますが、フィールドが四角だと、どうしても四角いマスを意識しがち。このマスにいれば大丈夫と思っても、実際範囲回復のたぐいは円形の範囲なので、居場所が悪ければヒールから漏れてしまう場合もあります。

白魔道士のスキル、半径6m範囲の「ケアルガ」をマスの中心で使うと、カドの部分がすこしだけ範囲から漏れる。一方半径8mドームを設置する「アサイラム」なら四角いマス全域を範囲に入れることができます。 (クリックで拡大)

もう少し、大きな空間を意識してみます。

希望の園エデン:覚醒編4のフィールドは、1マスが10mが4つで、一辺が40mのフィールドということになります。そのフィールド中央で円形範囲技を使ったときの範囲はどんな感じになるでしょうか。

上部半円は零式後半のマキシタイタンのターゲットサークル (クリックで拡大)

たとえば「メディカラ」。範囲は半径20mなので、フィールドの中心で使用した場合、かなり広い領域をカバーしますが、さすがにフィールドのカドまでは届きません。半径15mの「メディカ」や「バトルリタニー」、「マントラ」は、効果を得るために更に中央に寄る必要がありますが、中央の4マスは全域カバーします。一方「ケアル」の射程は30m。半径30m以内の対象に使用可能。自分が中央にいればフィールド全体に届きます。ところが、フィールドのカドマスに居ると、対角反対側のカドマスには、まったく届きません。

詩人の戦歌は、パッチ5.1のジョブ調整で範囲が変更され、半径25mから30mに伸びました。半径30mという範囲は「ケアル」と同じです。条件も「ケアル」と同じで、中央にいればフィールド全域をカバーできますが、南西のカドマスにいた場合、対角反対側、北西の3つのカドのマスにほとんど届きません。

たとえば詩人が南西のカドマスの中心にいると、北側と東側には戦歌の届かない領域ができる。特に北東の3マスには、ほぼ届いていない。 (クリックで拡大)

南西のギリ中央寄りに立つと、全く詩が届いていなかった北東のカドマスが、ほんのちょっとだけ、カドの部分だけ範囲に入るようになります。なにもこんな位置にあえて立つ必要なんてない、中央にいればいいじゃん、そう思いますよね。でも、どうしてもこれに近い状況になる場合があるのです。

零式の後半、リフト2回目と、オーロジェニーのぐるぐるです。リフト2回目の配置を示したのが下の図。各ジョブのいるマスはパーティによって違いますが、だいたいこんな感じにることが多いです。

リフト2回目。野良でよく見るパターン。ポイントはヒラと詩人、そしてモンクさんの位置。南側のヒラさんがいわゆるキャスLBと同じ散開位置にいる。モンクさんにシナジーが届くかどうかはモンクさんの立ち位置次第 (クリックで拡大)

詩人はこの付近でレンジLBを撃つことが多いです。ジェイルの横から引っ掛けるように打つパターンです。LB3発動中は動けないので、数秒間この状態のままになります。このとき、北東カドマスにいるパーティメンバー(図の場合モンクさん)は、かなりジェイルに近づかないと歌の範囲から漏れてしまい、シナジーが得られなくなります。もし、南側のジェイルの位置が少し南にズレると、LB3を当てるために詩人がさらに離れる場合があり、そうなると完全に戦歌がモンクさんに届かなくなることもありえます。

レンジLB中も詩のシナジーを確実に届けるなら、配置を変えた方がいいかもしれません。ただ、最近は火力も足りているので、そこまでに神経質になる必要はありませんけどね。

むかしよく見たレンジLB用散開マクロ。北側はヒラがカドマス、南側はヒラ内側で詩人がカドマス。タンク/近接は戦歌の範囲内。ジェイル中のヒラにシナジーは必要ないのでデメリットはない。でも、実はLBが届けば、詩も届く距離。点線は近接攻撃が届く範囲(クリックで拡大)
難易度は高いが全員にシナジーが乗るパターン。南側は詩人が中央寄りに入り、北側ヒラはカドマス。LBが当たるなら白さんにシナジーは乗っているはず。ジェイル壊した後で詩人が中央に移動することで、黄色マーカー処理中も詩のシナジーを全員に乗せられる。(クリックで拡大)

実は、この図を作るまで、詩が届かない可能性があることにまったく気づきませんでした。冒頭に書いた気づきというのはコレのことです。

グルグル処理中も同じ理由で、西でも南でも、できるだけ各辺の中央寄りにいる方が戦歌の範囲的に有利になります。

ちなみに、このリフト2回目の図、北側の白魔道士がジェイル作る位置から動かずに自分中心範囲20mの「メディカラ」を使った場合、南側の4人は範囲外、北側4人だけが範囲内になります。「ケアルガ」は射程30mなのでギリギリ全員に届き、対象を中心に範囲6mなので周辺3人を含む4人を回復することができます。ただし北か南のいずれか4人を選択する感じ。このときパーティメンバーはヒールもらいに中央寄りに戻るので、実際はこんなシチュエーションはありえないですけどね…。

範囲20mの「メディカラ」を使うならヒール範囲に無駄が生じないフィールド中央が最もリスクが少なく、東西南北いずれかに2マス、落ちるギリギリまで移動することで、2つまでフィールドのカドを範囲に入れることが出来ます(範囲半分捨てることになりますが…)。範囲15mの「メディカ」「アサイズ」「バトルリタニー」「マントラ」なども、中央で使えば全マスにギリギリ引っ掛けられます(カスルだけのところもあるけど)。半マス分東西南北に動けば、各辺の中央付近に限り範囲に含めることが出来ます。

フィールドのサイズやカタチにも色々種類があるし、直線範囲や扇範囲など、まだまだいろいろおもしろいことももっと見つかリそうな気がしますね。

最後に一つ。詩人の3つの戦歌には初段のみ攻撃判定がありますが、こちらの射程は25mです。例えば、戦歌が敵にギリギリヒットする状態でも、それより3m程度離れた位置にいるタンクさんには戦歌のシナジーが乗ります。シナジーの範囲は30mで、攻撃判定の射程が異なっているからです。

大抵の遠隔攻撃は射程が半径25m、回復系/支援系魔法は半径30mになっています。

この続きは、また今度にします。

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