周回は続く。3つのクエストのひとつ「「霊薬」の特別取引」をクリア。つまりは超小型シャフトと超小型スプリングを30個ずつ集めおわったということ。
周回中、頭の中は完全にホワイトだった。ジョブも白魔道士だった。ビデオ見ながらでもできた。怖いものは眠気だけだった。
このクエストは、受注すると機工城アレキサンダーシリーズの1-2層で超小型シャフト、3-4層で超小型スプリングが1個確定ドロップするようになる。起動編・律動編・天動編のどのシリーズに行ってもいい。どこが効率が良いかわからなかったので、シャフトはとりあえず各1層と律動2層、計4つにチェックを入れて申請した。スプリングは、各4層はすべてチェックし、3層は日替わりで変えた。
ほとんど起動1と起動4にあたったけど、律動2や天道4もシャキった。
さすがに蒼天時代のノーマルレイドなのでインチキ白魔道士でもなんとかなる。起動1なんかはヒールなんていらない気がした。起動4もそうだった。ジャッジメント・ナイサイでの突然死的な事故はあったものの、ヒーラーひとり死んだところで全滅するようなことにはならない。何かが悪かったんだろうけど、どんなギミックだったのかすら覚えていないので、とりあえず人のいないところにいるという不確かな方法でそのままプレイし続けた。結局最後まで対処法を知らないままだった。
律動2に行くと、いまでも当時の零式の記憶がよみがえる。3.x時代、詩人のウェポンスキルにはチャージと言う名のキャスト時間が必要になり、実質キャスターと化した。急に物理DPSからキャスターになった衝撃は大きく、ジョブ単体のDPSが低かったこともあり、上手な人とそうでない人の火力の差が大きく、野良では超不人気のジョブだった。レンジは機工士のみという募集は少なくなかった
しかもステージの難易度も高い上に、4体いるボスを数体倒していても全滅したら最初から。凡ミスしたときの申し訳無さは半端ない。さらに最後まで行ったのに火力が足りずに強制ワイプになった時は、見えないはずの視線がすべて自分に来ているような気がした。やっとの思いでクリアした時は、達成感と疲労感でいっぱいだった。
もうひとつ。当時零式ではコンテンツの攻略よりむずかしいと言われていた事がある。パーティ募集だ。火曜日のうちにクリアできれば良いのだけれど、ちょっとしたことで歯車が狂うともう大変。野良の募集はとにかくメンバーが揃わなかった。あまりにも揃わなくて苦痛なことから「募集フェイズ」などと呼ばれていた。待ち時間が長すぎるので、一度パーティを抜けて別コンテンツに生きながら待つための待機LSなんてものまでできた。レイドファインダーも無かったから、低地ドラヴァニアのや町をテレポしながらシャウトしたっけかなぁ。思えばこのときフレンドになった人がすごく多い。声を掛け合い、みんなで助け合いながら遊んでいた。
いま思えば、FFXIVも古き良きMMORPGの匂いが残っていたわけだ。そんなことを思い出し、懐かしさを噛み締めつつ、アレキ周回は卒業した。
次からは、次元の狭間オメガ、デルタ編で激戦の戦闘記録:第1集と激戦の戦闘記録:第2集を集める。でも、寝る前に所持品の中身を確認したら、すでに激戦の戦闘記録:第1集が30個になっていた。そんなに回った覚えがない。
私が寝ているあいだに誰かが周回したのだろうか、それとも周回中に私が寝ていたんだろうか。とにかく、この長い周回フェイズは折り返し地点を超えたようだった。とにかく、今日は寝るとしよう。