パッチ6.1で行われたジョブ調整で、リペリングショットの仕様が変更されました。
使ったことのない詩人さんもいるであろうこのアビリティ。パッチ6.1で何が変わったんでしょうか。
リペリングショットって、なに?
リペリングショットは、ターゲットと逆方向へピョンと10m飛び退くアビリティ。竜騎士のイルーシブジャンプと同じ、移動用のアビリティです。
パッチ2.x時代から存在し、パッチ4.0以前はダメージの出せるインスタントスキルでした。威力80のリペリングショットをスキル回しに組み込むために、30秒に一度ターゲットに近づいては、リペリングで飛び退き、再び近づく。そんなことをしていたものです。
威力が「0」に変更されてからはスキル回しから除外され、純粋な移動用アビリティとなったわけです。その後パッチ4.x〜6.0までずっと下記の仕様で固定されていました。
リペリングショット(パッチ6.0まで)
・アビリティ
・対象に向かって射撃を行い、自身の10m後方に飛び退く。
・バインド中は実行不可。
・威力:0
・射程:5m
・効果範囲:0m
・リキャスト:30秒
ワンタッチでターゲットから最大15m離れられるリペリングショット。実のところ、使いにくいイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
その原因は、最大5mという射程にあるでしょう。
半径5mといえば、暗黒のソルトアースや、忍者の土遁のグランドエフェクト範囲と同じ。その中心にターゲットがいるイメージです。よくあるドーナツ範囲攻撃の内側も安全地帯は半径5mですから、ほとんどターゲットの足もとといったイメージです。
近接DPSの射程が3mなので、5mなんて近接射程みたいなものです。
たいていの詩人は、近接DPSとの位置カブりを避けて、ターゲットから少し離れて位置取るはずです。ヘヴィショットをはじめ、ほとんどの詩人のスキルは射程25mあるので、それで問題ありませんから。
リペリングショットを使うためには、ターゲットから5mの位置まで近づく必要がありましたが、そもそもそんな位置にいることも少ないし、離れるためにわざわざ近づくなんて、なんとなくムダな感じさえします。
威力も「0」だから、使わなくてもDPSは変わりませんし。
使うメリットもこれと言ってなく、使わなくても平気な、使いにくいアビリティ。それがリペリングショットでした。
パッチ6.1で射程が伸びた
とはいえ、AOE(範囲攻撃)の固め捨てなど、DPSが集まって、一気に散開する機会が多いレイドなどでは、使い方次第で活きてくるアビリティだったりします。
足を止めてギリギリまでスキル回しに集中し、移動すべきタイミングでポチッとボタンを押すだけでギミック処理できる。パッド派の方々なら、左スティックに触れることなく移動できるわけですから、XHBの十字キー側に入れておいても良いのです。(左スティック動かしながらL2ボタン/R2ボタンと十字キー同時操作はキツイんです…、昔のモンハン持ちにでもしないと無理)
そのリペリングショットの射程が、今までの5mから、パッチ6.1で15mに伸びました。それ以外なにも変わっていないように見えます。しかし、射程が変わったことで、今までは使えなかったシチュエーションでも使えるようになりました。
射程が15mまで伸びたことで、ターゲットからある程度離れた位置からでも、リペリングショットが撃てるようになり、最大でターゲットから25m離れた位置に退避できます。
射程が15mということは、範囲攻撃のラドンバイト(射程距離12m)が届いていれば打てるということですので、インスタンスダンジョンなどでは使いやすくなりました。今まではラドンバイトが届いていても、リペリングの射程外で、仕方なく手動で移動せざるを得ませんでしたからね。
移動後のターゲットとの距離が最大25mというのもよくできた設定です。主要なウェポンスキルやアビリティ、戦歌の射程はすべて25m。飛び退いたあとでもターゲットは必ず射程内にいるため、移動したら射程外で攻撃が届かなかった、なんてことにはなりません。
一方で、デメリットもあります。飛び退く距離が10m伸びたことで、フィールドから落下死するリスクも増えました。蛮神戦でおなじみの円形のフィールドはそのほとんどが半径20m。フィールド中央のターゲットに最大射程の10mでリペリングショットを使用したとすると、そこから15m飛び退き、ターゲットから25mの位置に着地…つまり、半径20mのバトルフィールドより5mほどオーバーしてしまい、奈落行きとなります。使えるからと言って、何も考えずに使うと痛い目を見るわけです。落下死のある円形バトルフィールドで使用する場合は、背後の距離に注意してください。
特に極タイタンのようにフェイズが進むとて狭くなっていくタイプのバトルフィールドでは、細心の注意が必要となります。
四角いバトルフィールドの場合、フィールド中央にターゲットがいる場合でも、4隅に向かって斜め45度に飛ぶ場合は円形のフィールドよりは距離に余裕があります。うまく位置を調整して使えば、ワンボタンで任意のカドに移動することができるでしょう。ただし、少し角度がずれるだけで落下死のリスクがあるので、やはり注意して使う必要はあります。
使いこなすと、攻略のいい相棒に
使わなくても平気なことに違いはありませんが、射程が伸びたことで、使えるシチュエーションは多くなりました。
足もとのAOEを後方に避けたり、零式などで全員集まってから散開するときに使ったり、外縁のターゲットを使ってフィールド中央に戻るなど、使いかた次第で使いかた様々なリペリングショット。便利なだけでなく、単純にカッコよかったりもしますので、あまり使ったことのない光の戦士にこそ試してみてほしいアビリティです。
バハ侵攻編4層(ネールさん)序盤の隕石外周捨てのときにはお世話になったなぁ。マーカーついたらぴょんってとんで処理してました。懐かしいなぁ。