さる5月16日、ファイナルファンタジーXIが18周年を迎えました。18年…長いですね。PlayStation2用のMMORPGとしてスタートしたXIは、プレイ環境としてインターネットへのブロードバンド接続を要求されました。当時のインフラはやっと常時接続サービスが始まったISDNが一般的で、一部地域ではADSLがサービス開始するのを羨ましく感じた時代。まだテレホーダイで深夜にダイアルアップ(アナログ回線で)接続していた人もたくさんいましたね。(あの接続音を聞くことももうないなぁ…)
PS2もスタンドアローンの状態ではネットに繋がらないため、イーサーネットケーブルにつなぐためのBB-UNITと、ソフトをインストールするための専用HDDが別途必要でした。
とにかく遊ぶまでのハードルが異様に高かったFFXIは、一緒に遊んでくれる人がいませんでしたが、いざひとりではじめてみると、実際に会ったこともない、人たちと親しくなり、フレンドが増えていくという、それまでの人生で経験したことのない不思議な感覚を味わいました。今ではもう普通ですけどね。
#FF11 は本日、サービス開始から18周年を迎えました!
— FINAL FANTASY XI (@FFXI_JP) May 16, 2020
ヴァナ・ディールを支えてくださっている冒険者の皆さんへ、松井プロデューサーからのご挨拶をお届けします!
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現在、FFXIはウェルカムバックキャンペーンを開催中。以前契約して遊んでいたプレイヤーなら、2020年5月15日(金)17:00から、5月25日(月)17:00(日本時間)まで、無料でログインできるようになっています。
【ウェルカムバックキャンペーン】開始しました!
— FINAL FANTASY XI (@FFXI_JP) May 15, 2020
お休み中のお友だちがいたら、ぜひお誘いください!
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無料ログインキャンペーンは度々やっていますが、今回は18周年。もう18年になるんですね。ちょっと感慨深いものがあり、久々にログインしてみようと思い立ちました。
実際ログインしてみて感じたのは、この時代のMMORPGの敷居の高さ。ハードウェアやインフラ環境を整えなければプレイすらままならない上に、いよいよログインしてみても特になんらサポートがない。クエストひとつとっても、FFXIVのクエストアイコンのような誘導サインなどなく、自力で探すしかありません。
そうだった、FFXIの世界はこういう世界だった。
レベルがまだカンストしてなかったはずなので、レベル上げするのもいいかもなぁ、などと考えても狩場など覚えておらず…しかも、昔は6人でパーティ組まないと始まらないゲームだったけど、どうやら今は違うらしい。でも、実際どうするかはわからない。
とりあえずフィールドをプラプラ。チョコボの呼び出しかたもなんとなく思い出し、ラテーヌ高原を探索。なつかしい雄羊にも再会。このゲームはチョコボに乗ってる間は襲われないんだっけ。
ラテーヌ高原のロンフォール側の出口にアトモスがいます。どこかに別のフィールドに飛ばされることはなんとなく記憶にある。それが何だったかほとんど覚えてないけど、とりあえず突入してみます。うっすら過去世界に到達すると予想していたのに…実際は突入したらちょっと違った場所。おそらくアビセアエリアと呼ばれるところ。ここは多分まともに来たことないところでした。おそらくこの辺のコンテンツが導入されたことには、プレイをスローダウンしてたはず。
ギリギリ昔の記憶をたどってフェイスの呼び出しかたを思い出したので、とりあえずフェイスを引き連れてフィールドを探索してみました。
呼び出せるフェイスは、とりあえずクリルラさんとエクゼニミルさんのお二人の模様。ホントはヒーラーもいたほうがいいんだろうけど、自分が何でも屋の器用貧乏ジョブ赤魔道士ですから、そこは融通きかせましょうか。ざっと見たところ敵の強さも「楽な相手」か「丁度いい相手」だったので、なんとかなるでしょう。
いざ戦闘を始めると、自分で組んだマクロがどうなっているのかほとんど忘れていて大混乱。このゲームは装備品を着替えてステータスを一時的に変更し、スキルアクションや魔法などの効果アップを図るのが一般的だったので、アクションのほとんどを“着替え付き”のマクロにしてバリバリ使っていました。
投擲武器で敵を釣るときに着替え、抜刀て殴り始めたらたら着替え、強化魔法使うときに着替え、弱体魔法使うときに着替え、もちろん回復魔法、精霊魔法を使うときにも着替えます。着替えまくってます。着替えるたびに自キャラは明滅するのが懐かしいです。『タゲ外れちゃうんで着替え止めてもらえますか?』って、むかしタンクの誰かが言われてたっけ。
FFXIの世界では、魔法属性や攻撃属性の概念が生きていて、フィールドモンスターにも弱点属性や耐性などがあるため、どの敵に対しても同じというわけには行かず、それぞれの敵に合わせた必要でした。たとえば氷属性の敵には火が効果的だけど、風属性の攻撃は半減したり、スケルトンタイプのいわゆる「骨」には打撃、アンデッドには回復魔法が効果的だったり、そういうある意味FFらしいところが生きていました。
いろいろ試行錯誤しながらバタバタとプレイしているうちに、なにかのメッセージが出て時間切れで退出。ビジタントってなんだっけ…。
よく見るとレベルが85で青字になっているのに気が付きました。このゲーム、レベル99がカンストだったと思うけど、限界突破しないといけなかったっけ? そういえば、マートと戦ったなあ…。それとも無料ログインだから制限がかかっているのかな?
久しぶりに、アルザビに行ってみたり、チョコボでサンドリアからジュノに向かったり、飛空挺に乗ってみたりしてみましたが、昔ながらのやり方だと、とにかく移動に時間がかかりますね。今は別の方法がいろいろ整備されているようですが、知らないんです…。
今回、ほんの少しの時間でしたが、久しぶりのヴァナ・ディールを楽しみました。昔とはぜんぜん違うという話題を耳にしますが、方法を知らなければ何をするにも時間のかかる「昔ながらのゲーム」ですね。しかし問題はまたヴァナ・ディールの世界に行きたくなるところ。プレイ中は意外とつらいと思っていたのに不思議です。
まあ、そうやってハマってやってたんですけどね。