零式はいつものことながら、自分との戦いである。
1.まず装備を整え禁断。食事、薬を用意。準備できることはする。
2.ギミックを理解し対処できるようになる。これは大前提。
3.その上でスキル回しを確立して火力を確保する。
4.そして、良いパーティメンバーに恵まれるのを待つ。
5.クリアできるその時まで集中力を維持する。
1から順に難しくなっていきます。1から3まではちょっと頑張ればなんとかなるレベル。問題はその後、4、5が本当に難しい。固定パーティのように、ひとつひとつ積み重ねて精度を高めていき、ピースとピースがピッタリと合うようにすり合わせていくようなやり方は、野良ではできません。毎回違うメンバーが集まる野良は、チャレンジの時間内にピースを揃えてすりあわせていく必要があります。人のミスに関して、神経質になっても意味はありません。練度は揃わなくて当然。それが野良というものです。だからこそ、ピースのひとつである自分のプレイのクオリティを一定に保つ必要があります。
条件は常に変わります。遠隔3パーティになってしまったときは近接位置に入るなんてことは日常茶飯事、詩人と機工士の遠隔ペアになることもあるし、散開位置が変わったカタチにのマクロに出会うこともあります。攻略方法が2種類流行っているときなど、土壇場で対応を求められることもあります。
そんな中で長時間、何度もチャレンジしているようなとき。どうしても集中力が切れてくるものです。そうすると前回のパーティの記憶が入り混じったりして「あれ、今回はD2だっけ、D3だっけ??」とか、「このやり方のときはどこ集合だっけ!?」と混乱し、被弾やギミックミスなどのイージーミスを引き起こします。人から見れば、「こんなとこで!?」という感じかと思います。そういう状態になってしまったら、少し休んだほうがいいですね。
現在、零式において、ヒーラーは白魔道士、DPSはレンジが余っている状態。なかなか募集パーティに空きがなく、空いてたら即入らないとすぐ枠がなくなってしまう状況だったので、いつも一緒に零式にいっている白魔道士Omiさんと組んでパーティ募集したりしていました。ある時、たまたまクリア済みの人がいるという2つの募集パーティに、白と詩人の枠が空いていたので、チャンスとばかりそれぞれパーティに入りました。自分が入ったパーティの「自分以外はクリア済み」という募集文はなかなかパンチがありましたね。
運良くOmiさんの方は足並みが揃ってクリアできたみたいで、本当に良かったですが、こちらはおそらく無理だなぁという状態でした。時間いっぱいまで粘りましたが、結局その日=日曜日はクリアできず、翌月曜日のラストチャンスにかけることにしました。
そして月曜日、仕事の都合で帰宅時間がほぼてっぺん。すぐにインしてもう募集に飛び込み、2パーティをかけぬけましたがクリアならず。しかも2パーティ目は、オートアタックがDPSに飛んでいて、タンクスタンス入ってないからだ、いや入れてたしと、意思疎通がうまく行かずにギスギスして解散。微妙に精神的にも少し削られた状態ながら、奮起して自分でパーティ募集。集まってくれたメンバーは、火力は申し分なさそうでしたが、ヒールワークが上手く行かず解散。ちょっと集中力が切れかかっていたので、しばらく休憩かなぁと思っていたところ、Omiさんが見かねて変わって募集してくれました。
パーティは比較的すぐに揃いました。そして別の知り合いも募集見て来てくれました。とくに声をかけたわけでもないのに、募集主の名前を見て助けに来てくれたようで、本当にありがたかった。しかし、この時点ですでに午前1時50分。これでダメなら今週は諦めようとおもっていました。長引けば、“あの”最強の敵が頭をもたげて来そうだったので。翌日のリアルにも影響するしね。
スタートして見るとやはり微妙にミスが出始めました。気を引き締めて行かねば…そう思っていて再びミス。これはダメだ。眠くはないが集中力が失われてきている。
2度目のワイプを経て、3度目の挑戦。少し深呼吸をし、気合を入れ直します。自分は今回D3だ、ダイダルウェイブの詠唱中にレングス入れるな、メイルシュトロームの直前に猛者使うな、後半のコンテンポラリーは2連続だ、あそこでバトボだ…とブツブツつぶやきながら3度目の戦闘開始。集中力が怪しいのでこれで最後にしましょうと決め、ラストアタック。
あれだけ用心していても、普段しないようなミスをする。強化後のメイルシュトロームで落ちるとは…敵がターゲットできず、手が出せないタイミングに死んだのが不幸中の幸い。頭を切り替えてプレイ再開。幸いみなさんお上手でした。しっかりと削っていただけてました。しかし死んだ代償がどの程度のものか…。
ブラックスモーカー終了時に残り11%。結構ギリギリの印象。あとはとにかく持ってるものをすべてぶつけて削るだけ、GCD戻ったら押すだけ、プロックしたら押すだけ、アイコンがグレーアウトから戻ったら押すだけ。ただ、それだけ。
リキャストの長いスキルも何もかもすべて使い切り、おおむね連打しかすることがなくなったとき、ふと敵のHPをみると0.1%の表示、おっ、と思った直後に画面が暗転。
希望の園エデン:覚醒編 零式3層クリア!
クリア済み5名以上で箱はありませんでしたが、断章は確保。全く不満ありません。その時は正直、クリアできたことの嬉しさよりも、次のリセットに間に合ってホッとしていたというのが本当です。
お手伝いいただいたフレや協力してくれた人たちには本当に感謝しつつ。午前4時直前だったので、お礼を短めに済ませ、すぐにベッドに滑り込みました。ベッドに入った頃になってようやくクリアできたことの嬉しさが遅めのダイダルウェイブのようにやってきました。どうやら疲れていたようで、その日は全く夢を見ませんでした。
零式は、自分との戦いである。でも、仲間が手助けしてくれる。だからクリアできるんですね。3層の攻略を始めたときに110個ほど持っていた幻薬は、26個まで減っていました。これも、フレさんが送ってくれたものです。新式もフレさんに作ってもらったものです。本当にありがたい。
来週からは1-3層は消化です。これ、いい響きよね。