先日発売された「STORMBLOOD: FINAL FANTASY XIV Original Soundtrack」。パッチ4.0から4.3までの曲をすべて収めたBlu-ray Disc Musicです。
基本家にいるときはゲームをしていたりするため、映像付きでハイレゾを鑑賞することはあまりなく、ほぼMP3データを引き出してiPhoneへ転送したあとは、棚に眠ることも多いのが申し訳ないところです。良心が痛む方は(?)、iTunes Storeなどオンラインで買えば、純粋に音楽データのみをややお安く手に入れられます。
実は発売日は7月4日でしたが、自宅に届くよう手配していたため、受け取れたのが7日、土曜日になってから。やっと聞けるようになった…
一曲目はムービーやトレーラーで聞いたあの曲から始まります、「血の嵐」効果音なしで聴くのははじめてなので、ここでこんな音鳴ってたのかという発見があり、楽しいです。トレーラーに“血の嵐”っぽいところはないですけどね…
タイトル画面の「紅蓮のプレリュード」からラールガーズリーチ、メインクエストの戦闘でもおなじみの通常戦闘曲。最初のID曲は、星導院寺院。タイトルが「燃えよクァール」ううむ、なるほど…。
また、今までどこの曲とか、なにの戦闘曲とか表現していたものが、ああこんなタイトルだったのかと思える点もサントラならではの楽しみです。
言われてみれはしっくりきます。アジムのあのシーンを思い出します。
このパッチは新天地としてアジアンテイストな場所が出てくるので、曲も楽器の音もどこかアジア調。フィールド曲も静かでゆったりとした曲が多めです。3.x時代の重厚で重苦しい感じはあまりなく、明るく爽やかな印象。
蛮神スサノオの曲も祭り囃子で、今までのように激しくプレイヤーを戦闘不能に追いやってくる鬼気迫るようなものではなく、「いざ、舞え、祭りである。神前たれども無礼を許す。…さあ、武器を取れぃ!」楽しげで、スサノオ本人も無礼講で楽しめと仰る。
でも興が乗るとデッカイ剣振り下ろしてきたりするので、やはり神様の言うことは軽々に信じて図に乗ってはいけませんね。
曲はどことなく、クガネは和の、ドマは中国の、アジムステップはモンゴルの匂いを感じます。ドマの「父の誇り 〜ヤンサ:昼〜」は胡弓の主旋律とハープのような伴奏で、ある意味パッチ4.0を象徴する曲になっていると思います。滞在時間の長かったクガネの曲も印象に残っています。登山していたとき散々聞きましたね、エオルゼア時間で三日三晩かけて登れなかった時もありましたからねぇ。アジムは今ナマズオクエでアジム行く人も多いので、聞く機会も多いですね。キャラバンに同行したFATE「ダダクの旅」を思い出します。
今回IDにもいい曲が多いです「月亭門 〜開放決戦:ドマ城〜」が特に好きです。4.0ジョブアクション動画の後半でかかっていてとても印象的でした。
24人レイドのラバナスタとリドルアナも全曲収録。崎元節全開のほぼ原曲通り。独特の曲調で聞けばあの曲、とすぐわかるしスリリングでいい曲だけど、鼻歌で歌えない…というか覚えにくい曲です。そこも含めてとてもいいですね。レイグラも好きでしたし。
そしてレイド曲。次元の狭間オメガ デルタ編/シグマ編の全曲ももちろん含まれます。
妖星乱舞 第4楽章かっこいいんですよねー、トライン踏んだり、マッドヘッドに追っかけられてたいへんなときにかかっているんですけどね…
蛮神は前述のスサノオの他にラクシュミ、新龍、白虎、ツクヨミまで網羅。つい最近まで周回していたツクヨミの曲が入っているのは嬉しいところ。真ん中のフェイズ曲「狂える月夜 〜蛮神ツクヨミ討滅戦〜」が、これがまたいい曲です。後半の歌入り部分もいいんですけどね。
一つだけ残念なのは、曲系の文字化け。なんとかならないかなぁ。MacのiTunes上ではなんともないけど、iPhoneに転送すると文字化けするんですよね。以前からずっとです。全曲収めたプレイリストを作ると、そちらは正しく曲名が表示されるので、とりあえずプレイリスト上で操作しています。
ひょっとしたらダウンロード購入したものなら、こういう曲名のバケは無いのかもしれませんけどねぇ、板買っちゃったんですよねぇ。
この他、シーズナルイベントでしか使われてない曲、ナマズオ関連、没になったラクシュミの曲など全106曲に加え、THE PRIMALSのMV二曲が含まれたとんでもないボリュームの一枚。お買い得な一枚であることは間違いないですね。